メモ用紙

2006-09-02

「ひとりぼっち」という言葉には何かと想像を引き出す力があるね

とバックトゥーザフューチャー見て思った。この映画何回見ただろう。五十は有に超えてるぞ。

  • 子ギツネ
  • 女子高生
  • オフ会
  • 松の木

といったような変哲のない言葉でも、語幹に「ひとりぼっちの」をつけると

  • ひとりぼっちの子ギツネ
  • ひとりぼっちの女子高生
  • ひとりぼっちのオフ会
  • ひとりぼっちの松の木

「ひとりぼっちのオフ会」には、何かくる物があるな。

[]砂男業界でのジェンダーフリー

子供の頃、夜更かしをして中々寝付かない僕を、よく母親は「早く寝ないと砂男が来て砂をまぶしにくるよ」といって脅かしていた物だけれど、現在、「砂男」という表記は砂男業界ではあまり勧められていないらしい。やっぱりジェンダーフリーの波が砂男業界にも押し寄せているらしくて。

一部女性の砂男は「スリープアシスタント」なんて呼び名をこれから使っていただきたいと提案しているらしいんだけど、母親に「早く寝ないとスリープアシスタントが来て砂をまぶしにくるよ」とか言われても正直怖がる子供なんて居ないと思うんだけどなあ。「砂男」って言葉の得体の知れなさが恐怖を呼んで、僕らをベッドへ向かわせていたのに。

[]ゴキブリと同居

僕の住んでいるアパートにはゴキ子さん(仮名)と私が呼んでいる、体調8cmぐらいの大型ゴキブリが住んでいる。や、住んでたんだけど、最近彼女の姿が見えなくなっていた。

普段目にしていたものが唐突に無くなってしまった時に感じる不安ってのは誰だって身に覚えがある事柄だと思う。僕はよりにもよってゴキブリのゴキ子さんに対してそんな思いを抱いてしまった馬鹿者だ。でも、まあ、それも仕方のないことだとは思うけど。ゴキ子さんにゴキジェットを噴出した途端に急に顔へ飛びかかられたり、唐突に流しのシンクから顔を出されたり、飼い猫とたまたま死闘を演じている光景を目撃してしまったりといった数々の嫌な記憶が、今となっては楽しい思い出の一ページとして刻まれている以上はね。

んで、今日の話。台所で皿を洗っていると、たまたまゴミ箱のゴミをあさっている若いゴキブリを発見した。まだ体表は白く、生まれて間もないヒヨッコゴキブリだ。だけど僕は、そんな彼の顔からどことなくゴキ子さんの面影を感じた。そっか、ゴキ子さん、子供生んだんだ。

故人は言った。「ゴキブリは一匹見つけたら、タンスの裏には百匹居ると思え」ゴキ子さんの子供達が元気よくタンスうらや食器棚をかけずり回っている光景を想像すると、僕は微笑みを浮かべながら、こう思うしかない。

「はやくここから引っ越してえ……」

多分、バルサンしても当てにならない。